2013年から石鹸を作っている私ですが、初めて廃油石鹸を作りました。廃油ということもあり、キャノーラ100%のかなりチャレンジングなレシピです。(面倒だったので次回はパームとココナッツを入れようと思っていることは内緒)硬さ補助のためステアリン酸を少し加えました。 しばらく多忙で作れていなかったので久々の石鹸作りです。復活を祝い「石鹸作り」というカテゴリをヘッダーメニューにも追加したので、トップページから直で飛べるようになりました。 レシピ(鹸化率100%、水分量30%、100%廃油使用) 揚げ物に使ったキャノーラオイル 982g(100%)精製水 294.6g(30%)苛性ソーダ 121.8g(鹸化率100%) *オプション*ステアリン酸 大さじ1ウルトラマリンブルー 薬さじ1杯アップルFO ※FO=フレグランスオイル 攪拌開始からトレースまで 古くなったフライパンの底面に割り箸を敷き、ガラスボウルを湯煎します。熱源はアイリスオーヤマの電気コンロを使用しています。普段作る量の約4倍ということでタプタプですねー。キッチンに漂う天ぷら臭。この日のおいもさんは天ぷらの良い香りに包まれていました。 キャノーラオイルの脂肪酸組成を調べてみると、「うん、トレースまでめちゃくちゃ時間がかかりそう!」と予想。のんびり構えることにしました。 色が少し緑っぽいのが分かりますか?廃油石鹸感を軽減しようと、ウルトラマリンブルーを追加してみました。元々の色が黄色なので薄っすら緑色になりましたよ。同じくトレースまで時間のかかるレシピ、キャスティール石鹸の色をイメージしてみたのです。そんなこんなで20分攪拌しては放置し、時々加熱しては攪拌し…を繰り返しました。 \パッポー/ 42時間と30分後。翌々日にトレースがきました。45度くらいまで加熱し、棚の中に生き残っていたフレグランスオイルを追加。翌日の時点ではオイルが若干分離していたのですが、翌々日には分離もなくなりました。きちんと反応したようです。キャノーラちゃんてばのんびり屋さんなのね。 コストコのバッグで保温 容器には牛乳パックを使用しました。石鹸作りの原点回帰。万能容器の牛乳パックです。余談ですがシュッポッポ牛乳こと「信州八ヶ岳野辺山高原3.6牛乳」とても美味しいです。これを使ったスイーツはおしなべて美味しいので、長野で電車のマークを見かけたらお土産におすすめですよ。 何かの付録だったコールマンの小さめ保冷バッグに牛乳パック2本を立て、中央にお湯の入ったペットボトルを挟みました。上下にタオルを被せてあげて… コストコの保冷バッグにin。ホットカーペットの上で保温を開始です。愛知に住んでいる時には保温も適当で良かったのですが、ここは寒冷地なのできっちり包んであげましょうね。寒い地方だと一年中石鹸が作りやすくて好きです。 キャノーラオイルは酸化が早いので、どの程度使えるのかは現状不明です。熟成が終わったらキッチンソープ&洗濯石鹸として使用するつもりです。なにせオイルの量が多いのでたくさん出来上がりそう。楽しみ楽しみ。 2020.05.16追記 近づくと天ぷら臭が漂っていた廃油ですが、現在は石鹸に鼻をくっつけても匂いがしません。溶かして匂いがするかどうかは解禁後に検証します。いやー良かった良かった。