こんにちは。家庭菜園のハイシーズンにさしかかり、忙しく庭仕事にいそしんでいるおいもです。先日作った紫根のインフューズドオイルで石けんを仕込みました。 衣類の染料のほか、漢方薬や軟膏などにも使われる昔ながらの根っこです。ムラサキで染めた布の色に由来して、石けんの名前も「本紫」にしました。 レシピ(鹸化率90%、水分量30%) 紫根浸出オリーブオイル 50%キャスターオイル 4%ココナッツオイル 20%パームオイル 26% 苛性ソーダ 鹸化率90%精製水 30% *オプション*1.ティートゥリーEO2.ジュニパーベリーEO3.ローズマリーEO 1:2:3=2:2:1の比率で1% 作成の様子 紫根の石けんは色の変化が面白いため、複数枚写真を撮りました。化学の実験として楽しめます。 オイルを計量したときの色は、紅に近い赤紫です。色素が綺麗に抽出でき満足。 苛性ソーダ水と混ぜた直後の色。濃い紫色に変化します。ボウルのふちの色を見ると分かりやすいかな。 20分攪拌後の色です。紫色の赤みが減り、紺色に変化したのが分かりますか?ボウルのふちの色と、ボウルの奥にある瓶を見比べてみてください。苛性ソーダと反応して乳化すると、かなり青色が強くなります。 トレースが出て型入れするときの色です。深く鮮やかな紺色。 鹸化反応が進み、型から出して少し経つと再び赤みを帯びて紫色になります。空気に触れるにつれてだんだんと茶色味もついてきますよ。 紫根は石けんにした後も濃い色を維持する珍しい薬草です。濃い色と一口に言っても、石けんを作る前から使い終わるまで色の変化がさまざまで、見ていて飽きない石けんになります。